1本でも結実するサクランボ「ステラ」

サクランボ

一年中果樹の実りに囲まれたいとの思いから始めた果樹づくり、4、5月はタンゴールの「南津海」の収穫、7月には桃「あかつき」が実る。その間をうめる6月に実る果樹はなんだろうと考えていました。育てたい人気のあるサクランボはどうだろうか。しかし、サクランボは自分の花粉では受粉しないため授粉樹として異なる品種を合わせて植える必要があり、人間と同じように相性があることからどれでもよいわけにもいきません。そしてそれよりもサクランボは樹も大きく育ち、さらに2本植える必要があることが家庭菜園としては非常にハードルが高くなります。そのような中で桃の「あかつき」のように1本で結実するサクランボ「ステラ」に出会ったことは幸いです。そんな「ステラ」は次のような特徴があります。

1.1本の木で結実する

サクランボは殆どの品種が1本の木では結実しない。「佐藤錦」や「高砂」は美味しいがが、園もそんなに広くないので1本の木で実がつく自家結実性のある品種がよい。

2.気候に適してこの土地でも育つ

滋賀県は中間地で寒冷地でもなく温暖化もあり夏には相当暑くなる「暖地桜桃」は以前苗木を購入したが枯れてしまった。管理と病害虫の知識不足によるものだろう。「ステラ」は、いつも参考にしている「1年中楽しめるコンテナ果樹の育て方」の著者大森直樹さんによると「イギリス原産の世界中で多く栽培されている品種。自家結実性があり、受粉樹としても最適である。甘みが強く着色もよい早生種」らしい。早生種でもあり梅雨による裂果も避けられるかもしれない。

3.病害虫に強く高木にならない果樹

管理がしやすいよう、本当は高木にならない果樹にしたいが、こればかりは木の特徴があり致し方ない。剪定方法を研究しできる限り高木にならないようにしたい。しかし、ホームセンターなどで探すがなかなか「ステラ」の苗木は見つからず、2年生や3年生の苗木はなおさらのことだ。やっとのことで楽天市場の「ガーデンストリー」にたどり着きました。

楽天市場の「ガーデンストリー」でサクランボの「ステラ」を購入。

以前予約していた「ステラ」の苗が2021年12月22日の夕方に届いたため、植え付けは翌朝23日に鉢植えをおこなった。箱を開けると苗はしっかり梱包されており裸苗の根には新聞紙に水を湿らせてありました。元気な苗である。早速、根全体をバケツの水で給水させ、4時間後に鉢植え行った。根元から50㎝に切り戻して完成。来年の春まで小屋で養生させます。おいしいサクランボが実るのが楽しみです。

2023.5.6 2年目になりますが、花は咲きませんでした。実るのには4,5年はかかるかもしれません。

2023.5.6

2023.6.25  ステラが枯れる。家庭菜園でおいしいサクランボを育てようと春に鉢増しをして育てていましたが、6月上旬に葉が黄色くなり落葉してきたので、根元を確認すると鉢増しした腐葉土が悪かったのか十分に水が補給されていなかったようで、地植えにしましたが残念なことに枯れてしまいました。サクランボを育てるのは断念しました。